海ごみ

海ゴミだらけだったウミガメのお腹

兵庫県にある姫路市立水族館。
ここに展示されているのは、なんと海ゴミ。この水族館では、多くの人に海の現状を知ってもらうため、漂着物を展示するコーナーを設置している。

そんな海ゴミは、深刻な問題になっているという。姫路市立水族館の技術主任・竹田正義さんは、「海のゴミというのは、年中あがってきまして、海の生き物にも当然影響が出ます。実際に、私が日本海の水族館で働いていた時に、漂着した海ガメを保護しまして、そのウミガメの排泄物の中から、色んなプラスチックとかビニールとかが出てきました」と話す。なんとウミガメがゴミを食べてしまっていたのだ。栄養のないプラスチックを大量に誤食すると、本来の餌を食べることが出来ず、最悪、死に至ることもあるという。

そんな海ゴミは兵庫県の海岸でも見られる。豊岡市の北部に位置する「竹野海岸」。ここは夏には多くの人が海水浴に訪れる人気スポット。しかし、よく見ると生活ゴミが流れ着いている。たけの観光協会の服部恵山さんによると、「夏は穏やかな海が広がっているんですけど、秋から冬にかけて大きなゴミが流れてきています。流木を始め、生活から出てくるプラスチックゴミやペットボトルなどが多いです」と語る。そんなこの海ゴミは、なんと年間で軽トラック120台分ほどの量があるという。

そこで、竹野町では、清掃活動を実施。
さらに、ゴミを拾って分別するだけではなく、アートをつくったり、熱源に使うなど、体験プログラムに再利用までしている。

姫路市立水族館の技術主任・竹田正義さんは、海ゴミについて、「もっと海に目を向けて、あるいは川でもいいので、そういったところにゴミが落ちていたら気に留める。一人ひとりの生活の中での心がけが、海のゴミを少なくしていくことに繋がっていくのかなと思います」と、日常での心がけが、海ゴミを減らすために重要だと語った。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトinひょうご」
協力:株式会社サンテレビジョン

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