漂着ゴミと呼ばれる海岸や海にあるゴミ。
実は、そのゴミの70%ほどがプラスチック。中でも、マイクロプラスチックというゴミが問題となっている。
マイクロプラスチックは、プラスチックゴミが細かくなって、5ミリより小さくなったもの。有害な化学物質を吸着するため、魚が食べてしまうと、体内に有害物質が溜まっていくことに。さらに、その魚を食べる人間にも害が及ぶ可能性があるという。そんなマイクロプラスチックについて、海の環境に詳しい愛媛大学の日向教授は、「海岸の清掃というのは、マイクロプラスチックの発生を抑制するという効果から、もう1度 再評価されるべきだと考えています」と話す。
そこで、そんな海のゴミ問題を学習する機会として、愛媛県の桜井海岸では、えひめ海ごみ調査隊という活動を開催している。2017年にも活動は行われ、その時には40人以上の子ども達も参加。海岸の清掃活動を行い、30分でなんと14kg以上ものゴミを回収した。
さらに、拾ったゴミでアート作品を作成。
その作品は、海のゴミの削減や環境を守ろうという啓発に役立てるオブジェとなる。
素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトinえひめ」
協力:南海放送株式会社