海の体験機会づくり

子ども達がサメを手配!?~「海の手配師」のお仕事を体験~

「海のお仕事体験プロジェクト」の仕事体験イベントが、11月13日に静岡県沼津市で行われました。このプロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」一環で、子ども達に海のお仕事を通じて、海の大切さや問題などを発見してもらうことが目的。全国各地で色々な体験イベントを実施しています。

この日 行われたのは「海の手配師」というお仕事体験です。「世界中の水族館や研究機関から依頼を受けて、生物を探し出して捕獲し、輸送して納入するというのが海の手配師という仕事」と話すのは、講師を務めた有限会社ブルーコーナーの代表取締役・石垣幸二さんです。石垣さんは、世界230の水族館に1,000種類以上の生き物を納入する「海の手配師」。これほどの種類を扱う人は海外にもいないといいます。今回のイベントは、子ども達が海の手配師となり、実際の仕事内容を追体験するというもの。最初の依頼は「カクレクマノミ」で、子ども達はレクチャーを受けながら、水槽にいるカクレクマノミの捕獲から、輸送するための袋詰め「パッキング」まで行いました。その後も、チンアナゴや深海生物のタカアシガニなどの手配を体験。そして、最後には、なんと巨大な水槽にいるネムリブカというサメを手配することに。子ども達は石垣さん指導のもと、協力して活魚トラックまで運びました。体験を終えた子ども達は「なかなか出来ない体験ができて楽しかった」、「もっと色んな魚のことを知りたいと思った」と話しています。

石垣さんは海の手配師というお仕事体験を通して、子ども達に伝えたいことがあったと言います。「水族館で見ていた魚は、獲る人がいて運ぶ人がいて展示する人がいる。職業というのは、このように色んな人の協力のもとに成り立っているということを学んで欲しかった」。また、今後については「ずっとやってきた海の手配師という仕事を、次の世代に伝える時代になってきたと思っている。好きなことを一途にやってきたものをダイレクトに子ども達に伝えたいという気持ちがあるので、またこういう機会をもらえたらと思う」と展望を語っています。

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