海の体験機会づくり

30年後は海のご馳走が無い?~サンマにあんこうなどの魚を食べて海を考える「海のごちそうウィーク」~

「海のごちそうウィーク」が、10月10日の魚(とと)の日から16日まで開催中です。このイベントは、「海のごちそうを食べる」ことを通じて海のことを知って考えるというもので、期間中は様々な取り組みが実施されています。

その1つが、「オンラインさんま祭り2020」です。これは、日本さばけるプロジェクト実行委員会と日本財団が、新型コロナウイルスの影響で中止が相次いでいる秋の風物詩「さんま祭り」を、10月10日にオンラインで実施したもの。トークセッションでは、服部栄養専門学校校長で日本さばけるプロジェクト実行委員長でもある服部幸應さん、管理栄養士の資格を持つタレントの水野裕子さん、噺家の鈴々舎馬るこさん、環境科学者で気象予報士の井手迫義和さんが登場。「海水温が上昇している影響で、だんだん魚が小型化していると聞いている」と服部先生が話すなど、魚の未来について熱く語り合いました。その他にも、鈴々舎馬るこさんによる「オンラインさんま寄席」や、水野裕子さんによる「オンラインさばける塾」も行われました。オンラインさばける塾では、さんまを捌くだけでなく、水野さんオリジナルのさんまレシピ「さんまのトマトソースソテー」も披露。「さんまの栄養で最も重要なのは、身に含まれている脂。この脂を余すことなく取るためにフライパンで焼く。さらに、フライパンに流れ出た脂もトマトソースに使用するメニューになっている」と、水野さんは話しています。

さらに、「海のごちそうウィーク」では、飲食店も連携。養老乃瀧グループでは、期間中、22の店舗にて、茨城県久慈漁港で獲れた「あんこう」を使った唐揚げを販売します。養老乃瀧株式会社・特命プロジェクト・リーダーの籾谷佳生さんは「あんこうが旬の時期でもあるので、お客様には“あんこうの唐揚”を通じて、海の大切さを知ってもらいたい。また、食べる人が海のことを考えるきっかけになれば」と参画した意義について語っています。

また、地域の魚などでメニュー開発を行い、飲食店と連携する事業「トトタベローネ」では、北海道・函館の「函館ブリたれカツ」、山形県・庄内浜の「庄内浜の鯛だし麺」、富山県・射水の「射水シロエビ・くりーむ・コロッケ」、鹿児島・桜島で「桜島美味深海(おいしんかい)バーガー」と、4つの地域で新メニューを展開しています。

そして、レシピ動画メディアの「DELISH KITCHEN」では、InstagramとTwitterで海の食材を使ったレシピが公開中です。

その他、「トトタベローネ」、「日本さばけるプロジェクト」、「Sea級グルメスタジアム」では、「海のごちそう」が当たるキャンペーンまで実施するなど、数多くの取り組みが実施されています。日本財団・海洋事業部・リーダーの日髙将博さんは「魚が2050年には食べられなくなるかもしれないということで、魚を食べるだけではなくて、その魚を生かしてくれている海の問題についても考えてみよう、そういったメッセージを海のごちそうウィークでは伝えたい」と語っています。

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