新宿タカシマヤタイムズスクエアにて、「全国海の贈り物フェア2020」が、10月3日と4日に開催されました。昨年に引き続き開催されたこのイベントは、「食育」がテーマのひとつとなっています。全国海の贈り物フェア事務局の俣野喬仁さんは「食についてもっと理解を深めてもらう、食により親しみを持ってもらうというのが目的。そして、日本の食を考える中で海産物というのは欠かせない」と話します。そこで、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の中から29のエリアが集まり、厳選した海産物を販売。例えば、鳥取県のブースで販売されていたのが「かにみそバーニャカウダ」で、この商品は昨年の全国海の贈り物フェアで最も人気だったそうです。その他にも、北海道から鹿児島まで、海に関する商品が80種類ほど販売されました。俣野さんは「並べて比較してみてもらうことで、改めて海の有難さや日本の食の豊富さを再確認できる」と言います。ちなみに、「かにみそバーニャカウダ」など一部の商品は、お取り寄せで購入することも可能だそうです。
さらに、物販の他にも、海について知る・学ぶステージイベントも開催。クイズ王・古川洋平さんプロデュースの海に関する早押しクイズ大会「子ども海のクイズ王プロジェクト」や、立川こしらさんによる海落語などが行われました。「フェアを通して、それぞれの都道府県の食文化や海との関わりを今一度認識してもらいつつ、楽しんでもらえたら」と、俣野さんはこのイベントの意義を語っています。
さらに、このイベントだけでなく、海と日本プロジェクトでは、10月10日の魚(とと)の日から10月16日までの1週間を「海のごちそうウィーク」と定め、海のグルメを堪能してもらうために様々な取り組みを実施します。
海のグルメを食べることを通して、海の環境が今どうなっているのかを考えるキッカケにしてみてはいかがでしょう?