海の体験機会づくり

キッズ海上保安官となってお仕事体験!~海上保安部のお仕事を疑似体験するイベント~

静岡県・下田市で海のお仕事体験のひとつ「海の安全を守るお仕事を学ぼう!~キッズ海上保安官になって海の安全を考える~」が、2022年7月23日に開催されました。これは、海やさまざまな海洋問題への関心度の向上をテーマに実施している小学生向けの職業体験プログラムで、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われています。

この日は、海の安全を守る海上保安部の仕事を子ども達が疑似体験。「キッズ海上保安官」となり、座学で海上保安部について学び、ライフジャケットの正しい装着方法やペットボトルを使った浮き具での救助方法を実践しました。さらに、本物の巡視船に乗り込んで見学。「船の色んなところに穴が空いているけど何の穴?」、「答えはロープを通すための穴です」というように、子ども達は海上保安官にさまざまな質問するなど興味津々でした。そんな海の安全を守る一員に加わったキッズ海上保安官には、お給料と名刺が渡され、プログラムは修了。参加した子どもは「船の道具の秘密を教えてもらったのが心に残りました」、「学んだことは、溺れた人を見つけたらロープを結んだペットボトルで助ける救助方法」と振り返っています。講師を務めた海上保安庁 下田海上保安部 警備救難課の専門官・海老沢岳幸さんは「皆さん目をキラキラさせていたので、海上保安庁に対して興味を持ってもらえたと思う。また、毎年、海や川などの水辺で、亡くなるなどの事故に遭う人たちがいる中で、自分自身が事故に遭わないためにどうすべきか、事故に遭っている人がいた場合にはどういう行動をしたらいいかを、今回のお仕事体験で学べたのではないかと思う」と話しています。

海のお仕事体験イベントは、今後も千葉県と静岡県で実施される予定です。

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