海の体験機会づくり

お寿司屋さんで子ども達がさばいて握る体験~グルメ回転寿司業態“銚子丸”と日本さばける塾がコラボ~

千葉県にある回転すし店「すし銚子丸」にて、小学4~6年の児童15人が参加した取組み「日本さばける塾×銚子丸」が、7月21日に行われました。日本さばける塾は、魚をさばく体験をしながら、各地の海の食文化や海洋環境について学ぶ講座で、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われています。今までは調理師専門学校などで実施されていましたが、今回は初めてお寿司屋さんとコラボ。日本財団 海洋事業部の部長・中嶋竜生さんは「今までとは違う地域との連携を模索していた。その最中、銚子丸さんを見つけ、ご相談をしてみたところ、子ども達に海に親しんでもらいたいという想いが合致した」と話しています。コラボしたグルメ回転寿司「銚子丸」は、全国に92店舗を展開しているだけでなく、小中学校と連携した職場体験を十数年前から行っていますと言います。

今回の取組みでは、小学4~6年の児童15人が、寿司職人になりきって参加。まずは、座学で海や海の変化について学習しました。その後、普段は入ることのできない店の板場へと入場。プロの寿司職人に直接教わりながら、アジの三枚おろしとホンビノス貝をさばくことに挑戦し、さらに、自分でさばいたネタでお寿司を握るという貴重な体験をしました。日本さばけるプロジェクト実行委員会の事務局長・國分晋吾さんは「こういう場に来ると、子ども達の取り組む姿勢が全然違う。なにかものにしようと並々ならぬモチベーションの高さを感じた」と言います。そのほかにも、レーンに流すPOPづくりも実施。ネタをさばき、お寿司を握り、POPと共に回転レーンに流して提供という、お寿司屋さんの仕事をリアル追体験しました。初めて食べる“自分が握ったお寿司”に、参加した児童は「三枚におろすのが難しかったが、自分で握ったお寿司はおいしいと思った」、「普段おろす時にうまくできていなかった部分が、教えてもらったら簡単にできて楽しかった」と大満足だったようです。そして、お客さんとして子どもが握ったお寿司を食べた保護者は「今まで食べたお寿司で一番おいしい。息子は魚をさばくのが好きなのだが、私はさばけないため教えてあげることができなかった。だから、プロにしっかり教えてもらうことで、ちょっとした違いとかが身についてよかったと思う」と話します。講師を務めた株式会社銚子丸の取締役商品部長・佐々木秀信さんは「伝えたかったことは2つあり、1つは、魚が海にいて、漁師がとって、その魚を我々が調理して、それを食べてまた命につなげるているということ。もう1つは、日本の食文化はお寿司だと思っている。今回の体験をきっかけにひとりでもお寿司屋になりたいと思ってもらえれば」と語っています。また、日本財団の中嶋さんは、今後について「それぞれの地域で、企業と魚の専門家と子ども達が繋がってさばける塾を実施するのは、とてもいい動きだと思うので後押ししていきたい」と話しています。

日本さばける塾は、8月20日に島根県、8月27日に岩手県で開催予定など、今後も全国各地で行われるそうです。

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