7月12日、海の日を前に、日本財団は「海と日本人に関する意識調査」を発表。この調査は、日本人が海に対して持っている意識や行動の実態を明らかにすることを目的としたもので、15~69歳の全国約1万人を対象に調査を実施した。
調査の結果、7割を超える人が「海に行きたい」と回答。しかし、その一方で、およそ3割が「この1年間で海に行っていない」とも回答し、特に10代は4割が「この1年間で海に行ったのが0日」という若い世代を中心に海離れが進んでいる結果が明らかとなった。
このような海に対する意識と行動について、日本財団の海野光行 常務理事は「海に行きたくないという気持ちも将来の海への関わり方も、全て子どもの頃の原体験が影響している」と調査結果から語った。実際に「海に楽しい思い出がある」と回答した人は、「海に行きたい」と回答した人が8割以上となった一方で、「海に行きたくない」と回答した人は5割以下にとどまっている。この結果を受けて、海野光行 常務理事は「子どもの頃に出来るだけ楽しい経験をさせることが大事」と語った。そのため日本財団では、今後について、親子で楽しい海体験が出来る機会を提供したり、学校や民間企業などを通じた海洋活動の充実を図っていくなどしていくという。