生態系

年間50万尾の赤ちゃんを育成!岡山県の海の資源を守るため20年続いている取り組み

近年、岡山県ではクルマエビの漁獲量が減少傾向だそう。
その減少には、様々な要因があるという。岡山県農林水産部水産課振興班の石飛博敏さんは、「水温の上昇ですとか、海の栄養源の減少、漁場環境の変化、こういったものが減少に繋がっていると考えております」と話す。

そこで、岡山県では資源保護のため、1987年から毎年取り組みを行っている。それが、放流用に適した大きさまで育てる中間育成。なんと年間およそ50万尾も育成。そして、県内の漁業団体へ配布し、海へと放流している。倉敷市本田之浦吹上漁業協同組合の漁師さん達は、「このクルマエビが大きく育ってくれることが一番」、「これからもこの活動を続けていきたいと思います」と、岡山県の海の資源を守り続けたいという想いを語っている。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトin岡山」
協力:山陽放送株式会社

ad_pc_771

関連記事

  1. 生態系

    近未来の駆除対策は卵を産まないブルーギル

    滋賀県の沖島漁業協同組合が考えたグルメが、沖島よそものコロッケ…

  2. なぜだい?日本海に熱帯貝!?

    生態系

    なぜだい?日本海に熱帯貝!?

    日本海に面する山口県萩市の海で異変が起きている。その異変と…

おすすめ記事

  1. 海の生態系を支えるアマモの復活

最近の記事

  1. 石破首相も登壇!日本で初開催の「ワールド・オーシャン・サミッ…
  2. 「灯台×観光」など全国で進む新たな利活用~「海と灯台プロジェ…
  3. 高校生がサンゴの猛毒を研究!抗がん剤開発にも意欲!~「マリン…
  4. 世界初!能登半島地震の前後で起こった海と陸の地形変化を完全可…
  5. 漁業支援の革新:AI技術、クロダイ活用、ヒトデで地域活性化を…
PAGE TOP