生態系

砂浜が消えていく海岸浸食

山口県の土井ヶ浜。
ここの砂浜は、ヒラメやキスなどの魚たちにとって、とても重要な場所。その理由は、稚魚が育つ場でもあり、魚たちのエサ場にもなっているため。

しかし、そんな魚を育む砂浜が減少しつつある。その原因は、海岸浸食。本来は、陸から砂が流れてきて砂浜を維持する。また、波が被るような位置にあるオカヒジキという草。こういった草が、風や波によって奪われないように砂を留めておく。しかし、土井ヶ浜では、冬場の強い風で起こる高い波に砂がさらわれ、海岸浸食という問題が起きている。実際に、昭和62年に比べ、平成4年の土井ヶ浜は砂浜部分が減っている。

そこで、山口県では、浸食を少しでも食い止めるため、砂が波にさらわれるのを抑える役割がある人口リーフや突堤をつくっている。

私達が楽しみ、生き物たちの住処にもなっている砂浜。その減少を食い止めるために、何か出来ることはないのだろうか?

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトinやまぐち」
協力:山口放送株式会社

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