海の体験機会づくり

都内の特別支援学級の小学生が海体験!千葉県勝浦のブルーフラッグ認証ビーチでマリンアクティビティを大満喫

●都内の特別支援学級が海体験!子どもたちの海離れ解消を目指す「海洋学習・体験提供プロジェクト」が実施

千葉県勝浦市の海水浴場で、2025年9月11日、特別支援学級の小学生が海の体験学習を行いました。これは「海洋学習・体験提供プロジェクト」が実施したプログラムです。このプロジェクトは海離れが進む現代の子どもたちのために、学校教育の中に海とふれあう機会を提供していく取り組みで、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われています。

●千葉県・勝浦のブルーフラッグ認証ビーチでSUP体験!特別な支援が必要な子も海で笑顔に

今回は、東京・目黒区の特別支援学級に通う小学5・6年生が参加。碑小学校の大塚晋一校長は「どうしても各家庭によって、できる体験とそうでない体験があると思う。学校でこういう(海)体験をさせることも大切だと考えている。日本は海に囲まれた国なので、海に少しでも興味を持ってくれればいいなと思う」と参加した意義を語っています。初めて海に入る児童もいる中、海体験を実施したビーチは“興津海水浴場”。ここは、水質や安全性などを評価する国際的な認証制度“ブルーフラッグ”を3年連続で取得している「きれいで安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」です。特別な支援が必要な子どもたちでも安心して遊ぶことができます。そんなこの日のプログラムは「海の安全教室&SUP(スタンドアップパドルボード)体験」。ライフジャケットの着方や海を安心・安全に遊ぶ方法を教わった後、一番のお楽しみ「SUP体験」へ。大人数で乗れるタイプのボードを漕いで遠浅の沖をクルージングしたり、綱引き合戦で盛り上がったりしました。参加した児童は「海で浮くのが楽しかったのと、SUPで一生懸命漕いだのが楽しかった」、「SUPで海賊みたいにやるのが楽しかった」、「海でぷかぷか浮いたり、戦ったり、お水かけ合いっこして楽しかった。(ライフジャケットは)あったかいし、なんか安心感がある」と大満足だった様子。

●運営者も感動!特別支援学級の児童全員が海に入れた意義とは

「海洋学習・体験提供プロジェクト」で初めて実施した特別支援学級の小学生の海体験。プロジェクト運営事務局(アクトインディ)のプロデューサー・小土井孝文さんは振り返って「重い子から軽い子から、いろんな子がいたが、皆さん本当に楽しそうにしている様子を見られた。この機会を逃すと一生(海に)入れない可能性すらある中で、全員を海に入れられた。“0(ゼロ)”の子が少なくともこの機会に“1(イチ)”になったというタイミングに立ち会えたのがすごく感動した」と感慨深げでした。

この日、海で遊んだ楽しい思い出は、子どもたちの心に良い形のまま、いつまでも残り続けることでしょう。

ad_pc_2009

関連記事

おすすめ記事

  1. 海の生態系を支えるアマモの復活

最近の記事

  1. 海洋技術開発の脱炭素化を進めるために日本企業の先端テクノロジ…
  2. ごみ拾い×スポーツで47都道府県の代表がバトル!W杯に出場す…
  3. 都内の特別支援学級の小学生が海体験!千葉県勝浦のブルーフラッ…
  4. 甚大な被害を受けた能登の漁業者に向けて「海の地図」で支援!─…
  5. 電柱点検から障がい者雇用まで!DEAが仕掛ける“ゲームをして…
PAGE TOP