日本が世界に誇るアカウミガメと砂浜の危機

生態系

日本が世界に誇るアカウミガメと砂浜の危機

世界的な希少動物に指定されるアカウミガメ。

そんなアカウミガメにとって、実は日本は重要な場所。
なんと北半球に生息する95%以上が、日本の沿岸域で生まれたと言われているのだ。
また、アカウミガメは、生まれた砂浜に帰って産卵する。
そのため、日本の砂浜には大きな責任がある。

そんな中、静岡県の須々木海岸は、全国的にも有名なアカウミガメの産卵地となっている。
しかし、現在、アカウミガメにとって大切な須々木海岸の砂浜が減少。
その原因は、防潮堤や海岸整備。
須々木海岸の砂浜は、天竜川から砂が供給されるが、その砂が防潮堤や海岸整備によって届かなくなったため、砂浜が減ってしまったという。

そんな砂浜とアカウミガメを守るために活動している人がいる。
それが山本明男さん。

山本さんは、
「砂浜、そしてアカウミガメを守るために、竹のような物で海岸に柵をつくる。
つまり、堆砂垣というものをつくり、竹で砂を止めるんです」と語る。

風による砂の移動を留め、砂浜を維持する効果がある竹でつくった柵、堆砂垣。
山本さんは、ボランティア団体のNGOカメハメハ王国を起ち上げ、毎年、仲間たちと堆砂垣を設置。
1キロメートルにも及ぶ堆砂垣が砂浜を守っているのだ。
山本さんは、この堆砂垣について、「ウミガメがいつまでも来る海岸でいて欲しいという願いですよね」と語る。

山本さん達によって設置された堆砂垣の間に産卵しているアカウミガメ。
この砂浜は、アカウミガメのためにも、守り続けていかなければならない。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトin静岡県」
協力:株式会社テレビ静岡

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