日本財団と水道ライフライン事業を行うベンチャー企業のWOTA株式会社は、海上輸送を活用し、珠洲市の避難所への支援を2024年1月14日に行いました。
日本財団は能登半島地震を受け、被災地自治体と連携して1月10日から海上輸送を使っての支援を実施。トラックを積み込める和幸船舶株式会社のRORO船「フェリー粟国」を活用し、さまざまな支援物資を金沢港から毎日ピストン輸送しています。(「日本財団が被災地へ海上輸送で支援」)
また、WOTA社は、断水状況下でも温かいシャワー浴が可能になるポータブル水再生システム「WOTA BOX」と屋外シャワーキット、そして、水循環型手洗いスタンド「WOSH」による小規模分散型水循環システムの無償提供と「自律運用」支援活動に取り組んでいました。今回の支援は、被災した自治体から避難所のシャワーと医療機関等での手洗い場が必要との要請を受けて、日本財団とWOTA社が協力。「WOTA BOX+屋外シャワーキット」10台と、「WOSH」30台などの支援物資を金沢港から珠洲市の飯田港へ海上輸送。その後、市内の小学校などの避難所に届けて設置しました。
今後は、このようなポータブル水循環システムを、断水エリア全域に展開する予定だと言います。