海ごみ

海と人をつなぐ「御前崎 渚の交番」~マリンスポーツで子ども達の健全な心を育む~

「渚の交番」が全国各地に設置されています。渚の交番とは、日本財団が推進している豊かな海を次世代に引き継ぐ地域づくりの総合拠点。2009年に宮崎県で初めて開設され、2023年8月15日現在は全国14カ所に設置されています。

静岡県にある「御前崎 渚の交番」は、2番目に開設されました。運営しているのは、一般社団法人 御前崎スマイルプロジェクトで、「海と人をつなぐことを第一の目的として活動している」と代表理事の石原智央さんは言います。日本ウインドサーフィン協会の理事長でもある石原さんは、以前から日本財団の海に関する活動を手伝っていたそう。そういったつながりがキッカケで、地元の有志とともにプロジェクトを立ち上げ、2014年に御前崎 渚の交番が誕生しました。その御前崎スマイルプロジェクトでは、「海の安心安全事業」「自然環境保全事業」「青少年健全育成事業」「海と人をつなぐ事業」という4つを柱に活動しています。その活動の一環として行われているのが、アクティブマリンクラブでのウインドサーフィン体験です。石原さんが「マリンスポーツを通じて、自然の大切さやごみ問題を知ってもらう。また、ウインドサーフィンの練習によって、子ども達に健全な心を育んでもらう」と語っているように、このクラブは青少年の健全育成事業と自然環境保全事業の2つをあわせ持った内容だそう。参加した子ども達は「帆に風がいっぱい入ってきて、遠くまで行けるのが楽しかった」「ひとりで乗れたのが初めてで、速く動かせたのが楽しかった」と大満足の様子でした。御前崎 渚の交番では他にも、海洋体験の受け入れやビーチクリーンイベントを行ったり、海上パトロール、マリンスポーツ競技の安全啓蒙など、さまざまな活動を行っています。それらの活動を通じて、石原さんは「海の中で遊ぶ楽しさ、自然の大切さを、子どもから大人までわかってもらいたい」と想いを語っています。

アクティブマリンクラブは9月3日まで行われる予定です。

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