大阪・なんばで「コスプレde海ごみゼロ大作戦」が、2023年5月27日に行われました。このイベントは「春の海ごみゼロウィーク2023」のキックオフイベントとして開催されました。海ごみゼロウィークとは、環境省と日本財団が、海洋ごみ対策を目的として、2019年から実施している全国一斉清掃キャンペーンです。
ウィーク開始日に行われるイベント「コスプレde海ごみゼロ大作戦」は、今年初めて関西で開催。多くのコスプレイヤーはもちろん、海上保安庁やマクドナルドのスタッフ、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」など、約200人が参加しました。開会式では参加者が意気込みを披露し、大阪市の朝川晋副市長は「大阪は水の都と古くから言われている。その大阪から海ごみゼロのムーブメントを起こしていきたい」と語りました。そのほかにも、ごみ拾い活動を行う各地と中継もつなぎました。そして、「ごみを拾って海を守ろう!」と高らかにキックオフ宣言を行った後、参加者は街へと繰り出し、道頓堀の周辺などでごみ拾いを実施。90リットル入りの袋で25袋ものごみが回収されたとのことです。大阪を中心に活動しているコスプレイヤー・るなちっちさんは「たくさんの人が集まって、コスプレをして楽しみながらごみを拾ってくれたおかげで、だいぶスッキリしました。嬉しいです」と感想を話し、また、4歳から活動している小学生コスプレイヤー・ほわちゃんは「プラスチックやタバコのごみが多かったです。今後もコスプレをして楽しみながらみんなと一緒にごみ拾いをしていきたい」と言います。そして、環境省の柳本顕政務官は「生活ごみが川を通じて海に流れていることについて、意識を高めてもらいたい」と話し、日本財団の海野光行常務理事は「街で食い止める。最後の砦がごみ拾いなのだと改めて認識した」と語りました。
春の海ごみゼロウィークは、5月30日「ごみゼロの日」、6月5日「環境の日」、6月8日「世界海洋デー」の3つの記念日を含む6月11日まで、全国各地で清掃活動が行われます。
詳細は「海ごみゼロウィーク」特設サイトをご覧ください。
https://uminohi.jp/umigomi/zeroweek/