海の体験機会づくり

俳優・柄本時生も絶賛するスポGOMIのアニメ第2弾~「スポGOMI まちの絆づくり編」~

アニメ「スポGOMI まちの絆づくり編」の完成披露試写会が、都内で2023年3月7日に行われました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環です。

スポGOMIとは、2008年から始まったごみ拾いとスポーツが融合した日本発祥の競技で、今年ワールドカップが初開催されるなど、年々盛り上がりが加速しています。イベントに登壇した日本財団の笹川陽平会長は「ごみを一度でも拾ったことのある人はごみを捨てなくなる。老若男女いかなる人でもスポーツごみ拾いには参加できる」と、その魅力について語っています。

試写会で披露されたアニメは、「ワールドカップエキシビジョンマッチ編」に続く2作目。前回に引き続き、サッカーにも負けないほど、世界で人気を誇る競技〝スポGOMI〟としてメジャー化した近未来という設定の中で、衝突する2つの街を舞台に、スポGOMIを通じて、ごみもない、争いもない街、川、海を目指す青春ストーリーとなっています。

この日は、アニメの上映だけでなく、主演を務めた俳優の柄本時生さんや各キャラクターを演じた人気声優、そして、スポGOMIの生みの親である一般社団法人 ソーシャルスポーツイニシアチブ代表理事の馬見塚健一さんも登壇し、トークセッションが行われました。スポGOMIのイメージについて問われた柄本さんは「スポーツはやらなくていいものを競技化して、1点に集中するから感動が生まれる。スポGOMIは、やらなくてはいけないものを競技化していてすごい発想だと思った」と語りました。また、海洋ごみ対策については、アカリを演じた声優の照井春佳さんが「1作目に関わって以来、エコバックを使うようになり、なるべく自炊をしてごみを出さないようにしている」と話し、ムサシを演じた声優の松風雅也さんが「子どもの頃から釣りが好き。釣り人は知っていると思うが、釣り糸とかを適当に捨てると、人間にとっては大したことがなくとも生物にとっては悪影響を及ぼす。また頑丈にできているから分解されない。だから、自分のものはもちろん、もし落ちていたら回収してごみとして出す」といったエピソードなどを披露しました。馬見塚さんは、アニメについて「自分たちの暮らしている環境で今どういうことが起こっていて、何が問題で、自分たちにできることが何なのかということを、自分事として考えるキッカケになると思うし、そういう部分でアニメを生かして欲しい」と語っています。

アニメ「スポGOMI まちの絆づくり編」は、今後様々なプラットフォームで配信される予定です。

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