伝統文化

なぜ!?驚きの兼業&転職漁師!~日本全国ギャップのある漁師③千葉・京都・大分~

日本には約13万人の漁業就業者がいて、各地でさまざまな漁師が活躍中です。その中には、紆余曲折な経験や意外な顔を持つ人がいます。そのひとりが、大分県佐伯市でシラス漁をしている野村重徳さんです。この道35年の野村さんは佐伯湾の魚について「番匠川の恵みによって見た目以上に美味しい。豊富なプランクトンで魚が美味しくなる」と話しています。そんな野村さんには、もうひとつの顔があります。それがレモン農家です。2年ほど前に父親の跡を継ぎ、佐伯市の特産品である「マリンレモン」を育てています。今後について「本業のシラスとコラボさせて両方にいい効果が生まれるようにしたい」と語っています。

また、千葉県にも家業を継ぎ、漁師になった人がいます。それが鈴木和正さんです。海苔の養殖が盛んな富津市で、海苔漁師をして10年以上になります。そんな鈴木さんの前職は、実はフランス料理のシェフ。東京・丸の内にある人気店で働いていました。シェフになったキッカケは、フランス留学の時、フランス料理に感動し、そこからのめり込んでいったそうです。しかし、「たまたま父親が病を患ってしまい、長男として家族を支えていくためには、海を、海苔を継げば養っていけると考えた」と海苔漁師になったキッカケを話します。夢は志半ばになってしまったものの、元シェフの経歴は漁師としても生かされていて、鈴木さんが作る「江戸前ちば海苔」は評価が高く、江戸前の寿司屋が好んで使うそうです。そして、今後については「漁師に就いてよかったと思える産業にしていきたい」と語っています。

一方、京都には海と陸の両方で夢を叶えたパワフルな女性漁師がいます。それが大西幸子さんです。彼女は、日本三大ブリ漁場のひとつに数えられる伊根町にある新居崎漁港で海女漁をしています。「潜ると海と一体になれる感覚があって病みつきになる。海は私の体の一部」と話す大西さんは、サザエやアワビ、タコなどを獲っています。さらに、近くの水族館から展示用として生き物の捕獲依頼もあるそうです。そんな大西さんですが、陸では別の顔を持ちます。それがトラックの運転手です。なんとフォークリフトまで運転でき、鮮魚を運ぶドライバーとして活躍しています。幼い時から海が大好きで海の仕事に携わりたかった一方で、乗り物も大好きで、夢はアメリカの大型トラック「コンボイ」に乗ることでした。両方の夢を叶えてしまった大西さんには今、さらなる夢があると言います。それが編集スタジオをつくること。京都の美しい海や美味しい魚の食べ方などを発信していきたいと考えていて、すでに海で撮影した映像の配信や魚の食べ方についての講演を各地で行っています。「子ども達が魚食離れしているが、魚自体のことや美味しい食べ方、海の大切さを漁師の目線で子どもに色々と教えいきたい」と語っています。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトin千葉県」 「海と日本プロジェクトin京都」 「海と日本プロジェクトin大分県」
協力:千葉テレビ放送株式会社 株式会社京都放送 株式会社テレビ大分

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