鳥取県の砂丘や海岸といった「すなば」で活動している団体が、「すなばスポーツ」です。ビーチサッカー、ビーチテニス、ビーチヨガ、鳥取県の伝統的な踊り「しゃんしゃん傘踊り」など、多くの体験型のアクティビティを手掛けています。代表の岸本雄司さんは「砂の上でスポーツをしていくことで、鳥取を盛り上げていきたい、発信していきたい思い、すなばスポーツを立ち上げた」と設立のキッカケを語っています。また、スポーツなどのアクティビティだけでなく、海岸清掃も定期的に実施しています。
2015年4月の設立から着実に広がっているそうで、「色々な方達に知名度をあげてもらい、鳥取の街の中で活動が広がってきた。そして、全国にも発信できるようになってきた。それにより、鳥取に移住してくれる方がいたり、鳥取からビーチスポーツで上を目指していくような人が出てきた」と岸本さんは言います。ただ、活動は鳥取県東部が中心でした。そこで、近年では、鳥取県全域に広げる動きも始めています。そのひとつが、常設コートの「境港ジャンクルジム」です。すなばスポーツに魅力を感じ、2020年6月に沖縄県から移住してきた辻昌宏さんが、岸本さんと一緒に企画しました。辻さんは「西部での境港ジャンクルジムが始まったことで、鳥取県全体に広がりつつあると感じている」と話します。境港ジャンクルジムは、2021年3月からビーチスポーツが再開される予定です。
さらなる広がりをみせる「すなばスポーツ」の今後について、岸本さんは「鳥取県にはキレイな海や自然があるので、それを利用して、日本一ワクワクする“すなば”の県にしていきたい」と意気込みを語っています。
素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトinとっとり」
協力:日本海テレビジョン放送株式会社