兵庫県の淡路島にある江埼灯台は、明治4年に建設された石造りの洋式灯台です。建設当時の姿のまま現役を続ける灯台としては、日本で2番目に古いという貴重な灯台ですが、歴史的な価値があるにも関わらず、これまではほとんど人が寄ることもなく、整備も不十分で注目されていませんでした。
しかし、2019年9月に日本ロマンチスト協会などが、ロマンスの聖地としてふさわしいと「恋する灯台」に認定。11月には、毎年行われている江埼灯台の一般公開に合わせて、「恋する灯台」にまつわるイベントが開催されました。さらに、地元の企業「うづ志ほ名産店」が、江埼灯台を盛り上げるため新商品を開発。それが、恋する灯台オリジナルパッケージデザインの「ハートインショコラ」です。うづ志ほ名産店の社長・橋本浩さんは「江埼灯台が『恋する灯台』へ認定されたことを聞き、淡路市の誇りになると思った。淡路市での限定発売にはなるが、地域に貢献できればと思っている」と言います。ハートインショコラは、観光施設「のじまスコーラ」で購入できます。そして、今後の江埼灯台について、淡路市商工観光課の川口来羽さんは「年齢問わず、多くの方に来てもらいたいと思うが、特に若いカップルに来てもらって、恋人の聖地になって欲しい」と期待を語っています。
素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトinひょうご」
協力:株式会社サンテレビジョン