「さばけるマルシェ」が、東京都・新宿のタカシマヤタイムズスクエアで行われています。これは、日本財団「海と日本プロジェクト」の活動の一環として行っている「さばける塾」のイベントとして実施(日本さばけるプロジェクト:http://sabakeru.uminohi.jp/)。食育マルシェ実行委員会が主催する「食」と「食育」をテーマにした「食育プチマルシェ&食育ミニ映画祭(以下、食育マルシェ)」に5つのブースを設けて開催しています。食育マルシェ実行委員会は、服部学園理事長の服部幸應さんが実行委員長を務めています。
「さばけるマルシェ」について、日本さばけるプロジェクト事務局の長谷川恵一さんは「海をキレイにしましょうとか、食文化でどういうものがあるのかなどを、より多くの人に知ってもらうために開催しています」と、その意義を語ります。そんなこのイベントでは、AR(拡張現実)を使って魚をさばく体験を実施。QRコードを読み取ると、スマートフォン上にブリが現れ、画面をスワイプすると3枚におろす疑似体験ができます。また、5つのブースを回るとプレゼントがもらえるスタンプラリーなども実施しています。
さらに、食育マルシェの一環として、「全国海の贈り物フェア2019 by海と日本プロジェクト」も開催。これは、全国47都道府県で実施されている「海と日本プロジェクト」の中から、北は青森県、南は沖縄県まで全国22エリアが集まり、各エリア選りすぐりの海産物を販売しているもの。全国海の贈り物フェア事務局の俣野喬仁さんは「豊かな海からできる産物の良さを、より多くの人に感じてもらいたいということで、今回のフェアを開催しました」と、イベントから海産物の素晴らしさを知って欲しいと言います。
そんな「さばけるマルシェ」と「全国海の贈り物フェア2019 by海と日本プロジェクト」は、10月19日から10月20日まで開催しています。
さらに、さばけるマルシェは、11月24日に服部栄養専門学校で「さばけるサミット」を開催する予定(※事前募集で定員40名の予定)。「実際に調理学校の方でお魚をさばく体験をして頂くなどの体験型のイベントとして開催する予定です」と長谷川さんは言います。
身近な食から海を学ぶ。それが海の環境と伝統を守る第一歩となるはずです。