伝統文化

世界の寿司職人が集結!「World SUSHI CUP」でリトアニアのミシュラン1つ星すし職人が優勝|海外に広がる寿司文化と日本の海の恵み

●世界の寿司職人が競う「ワールドすしカップ」開催!東京ビッグサイトで熱戦

東京ビッグサイトで「WORLD SUSHI CUP® JAPAN 2025」の決勝大会が、2025年8月22日に行われました。国内外の企業・団体が集結した水産見本市「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」内の一角で開催された「ワールドすしカップ」は、海外で活躍する外国人すし職人の世界一を決めるものです。寿司は食文化として世界に広がり続けており、大会は今年で12年目。生食を扱う日本の技術を正しく広めたいという想いからスタートしたものです。大会を主催する一般社団法人国際すし知識認証協会の小川洋利理事は、「最近ではアナゴやウニなど多くの日本の水産物が海外に輸出され注目を集めています。それに伴い、生食文化も海外で広がっていますので、もっと安全な寿司を海外のシェフにつくってほしいと思っています」と語っています。

●世界17の国と地域から24人が参戦!リトアニアの寿司職人が栄冠に輝く

今回の大会には、世界17の国と地域から24人のすし職人が参加。そのうち15人が決勝の「創作寿司オープンコンペティション」に進出しました。制限時間は60分。衛生管理、調理技術、独創性など、そのすべてが審査の対象です。外国人すし職人たちは、世界各地で磨いたその技で、握り寿司に加えて、桜や徳川家の家紋といった各自が準備したモチーフを盛り込み、独創的な寿司を次々と仕上げていきます。競技終了後には、見た目も華やかな寿司が並び、会場を沸かせました。そして、栄えある総合優勝を果たしたのは、リトアニア出身のすし職人アイリス・ザパスニカス(Airis Zapasnikas)さん。「準備には1か月から1か月半ほどかけ、2週間前に東京に来てからは毎日練習を続けてきました。だからとても嬉しくてほっとしています。これからもますます日本の食と文化を広めていきたいですね」と優勝できた喜びと今後について話しています。

●持続可能な水産業を寿司で世界にPR

海を越え世界に広がる寿司文化。持続可能な水産業の大切さを、日本は寿司を通して世界に発信しています。

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