横浜で「コスプレ de 海ごみゼロ大作戦2023」が、2023年9月16日に行われました。このイベントは「秋の海ごみゼロウィーク2023」のキックオフイベントとして開催。海ごみゼロウィークとは、日本財団と環境省が海洋ごみ対策を目的として、2019年から実施している全国一斉清掃キャンペーンです。
全世界各所で地球を一斉にキレイにする日である「World Clean up Day」から始まる「秋の海ごみゼロウィーク」。この日、横浜でのイベントには、コスプレイヤーをはじめ、日本マクドナルドや海上保安庁、横浜市長などが参加。さらに、北は青森県から南は鹿児島県まで、ごみ拾い活動を行う全国の7会場(青森、山梨、福井、京都、鳥取、大分、鹿児島)とも中継をつなぎ、連動しました。
そして、「ごみを拾って、海を守ろう!」の掛け声で清掃活動がスタート。参加者は横浜の街へと繰り出し、ごみ拾いを行いました。元陸上競技の日本代表という異色の経歴を持つコスプレイヤーの蓮弥さんは「コスプレをする時に景観もすごく大事。作品づくりのためにこのきれいな背景も含めて、ごみ拾いをして大事にすることをやってみたいと思って」と参加したキッカケについて話します。横浜生まれ横浜育ちのコスプレイヤー・うさこさんは「発信力のある私達が、こういうイベントに参加して、コスプレイヤーもごみ拾い活動をしていることを知ってもらいたいです。また、コスプレイヤーには、街をキレイにしたり、社会貢献の活動に参加してもらいたいと思います」と語っています。400人ほどが参加したこのイベントでは、56kgものごみが回収されたと言います。人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公“モンキー・D・ルフィ”のコスプレ姿で参加した日本財団の笹川陽平会長は「コスプレイヤーは、社会問題解決への意欲を持った人達で、ごみ拾いの最前線で活躍しているのは、世界的な広がりのために大変プラスになると思っています」と話しています。そして、海洋ごみ対策について、横浜市の山中竹春市長は「海洋ごみという世界的な課題の解決には、一人ひとりの努力の積み重ねが必要」と言い、環境省の滝沢求副大臣は「清掃活動に参加する皆さんで、心をひとつにして一丸となって、キレイで豊かな海、そして、豊かな未来をつくるために、一緒に取り組んでいきましょう」と協力を呼びかけました。
秋の海ごみゼロウィークは9月24日まで。期間中、各地で行われている清掃活動に参加してみてはいかがでしょう。