海の体験機会づくり

たった二人で演じ分ける声優に小学生も感動!海ノ民話アニメ「赤い靴」完成上映会で冨田泰代&四宮豪が生アフレコ実演

●全国117作品の「海ノ民話」をアニメ化──次世代へ想いをつなぐプロジェクト

神奈川県横浜市中区にある横浜市立元街小学校で、「海ノ民話のまちプロジェクト」によるアニメ上映会が2026年2月18日に行われました。このイベントは日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施されたものです。

「海ノ民話のまちプロジェクト」は、全国各地に遺された海にまつわる民話をアニメ化し、込められた思いと学びを未来へとつなぐ活動です。これまでに117本もの作品を製作してきましたが、そのほとんどの声を、声優の冨田泰代さんと四宮豪さんが担当しています。

●「読み聞かせ」のように寄り添う──プロの声優・冨田泰代&四宮豪のこだわり

「海ノ民話」を語り継ぐ上で、重要な役割を担う声優。冨田さんは「物語がじわーっと広がっていくように、読み聞かせのように、隣で話しているようにという感覚を大切にしてアフレコをしています」とこだわりを語っています。

この日、二人が訪れたのは、神奈川県横浜市中区にある横浜市立元街小学校。この地域を舞台にした最新作の海ノ民話アニメーション「赤い靴」が完成し、それを記念した上映会が開催されました。本作について冨田さんは、「三角屋根のおうちと子どもの家が丘にあるという、重要なスポットや重要な出来事が入っているので、そこは大切に伝えようとしました」と地域に根差した描写への想いを明かしました。

上映会では、二人による生アフレコも披露。キャラクターごとに声を使い分けるプロの技術に、参加した子どもたちからは「声優さんが生でアフレコしているのを見たことがなくて、感動しました。声優ってかっこいいなと思いました」と驚きの声が上がりました。人間以外の役を含め、一人で何役も演じ分けることについて、四宮さんは「役者として面白い。こういうイベントをやると、子どもたちが声優の仕事やアニメの中身に反応してくれるのがすごくうれしい」と手応えを語ります。イベントでは、声優二人の指導のもと、児童たちもアフレコに挑戦。「思ったより大きな声で伝えるのは難しいと思った」と、表現することの難しさを実感した様子でした。

●子どもたちが次の「語り部」へ──アニメが創り出す多世代のつながり

2018年に活動をスタートした「海ノ民話のまちプロジェクト」。海の民話を語り続ける二人が、いま改めて伝えたいことについて、冨田さんは「次世代の子どもたちにも語り部になってもらいたいので、『この話をほかの子どもたちにも伝えてくれる?』とお話ししています」と話し、また四宮さんは「おうちの方に、こんなことあったの?と聞いてみてほしい。そうすれば、この場所にはこういうお話があって、こんなことがあったという『つながり』ができると思う」などと、民話をきっかけとした多世代間の交流に期待を寄せました。

117本の海ノ民話アニメは、プロジェクトの公式HPYouTubeチャンネルで全話観ることができます。また、3月26日には、東京・神田明神ホールにて「海ノ民話フォーラム2026」が開催される予定です。

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