生態系

漁業関係者を悩ます黄色や白になるワカメ

徳島を代表する海産物のひとつ、鳴門ワカメ。
この鳴門ワカメは、全国で三陸に次ぐ生産量を誇る。近年、そんなワカメに異変が起きているという。うずしお食品の後藤弘樹専務によると、「色落ちと言って、原色の黒じゃなく黄色くなって、それがまた加速すれば白くなってしまうという現象がここ2、3年多いです」と話す。

ワカメは成長するのに栄養源として、窒素、リン酸、カリウムが必要。しかし、海の環境の変化によって様々な要因が絡み合い、窒素が海の中で不足し始めているのが、色落ちの原因。そんな色落ちしたワカメは売り物にならず、生産者の生活を圧迫しているという。

そこで、鳴門ワカメを守りたいという想いから、県農林水産総合技術支援センターの“池脇義弘”上席研究員が、新技術を開発。それが、窒素を含んだ肥料の工夫。肥料の中に含まれている窒素が、ワカメへと徐々に溶け出すようにする。この新技術は実用化までに時間がかかるが、試験を実施する予定だという。

鳴門ワカメを守るため、取り組みは続いていく。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトinとくしま」
協力:四国放送株式会社

関連記事

  1. 海の生態系を支えるアマモの復活

    生態系

    海の生態系を支えるアマモの復活

    海の中で生息する海草アマモ。実は、このアマモは「海のゆりかご」…

  2. 生態系

    国が認めた伝統建築“舟屋”が残る街の悩み

    「海の祇園祭」と呼ばれている伊根祭り。毎年7月に京都・伊根…

おすすめ記事

  1. 海の生態系を支えるアマモの復活

最近の記事

  1. 事業規模は50億円! 海ごみにオールジャパンで挑む日本初の取…
  2. 調査機アルバトロスで見えてきた 関東・関西のマイクロプラスチ…
  3. アカウミガメの産卵を守る青年団
  4. 海と命の大切さを知るために養殖!東京・渋谷区の小学校にクエが…
  5. 体育館で海を体験!VRで学ぶ新しい海の授業のかたち
PAGE TOP