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<h3>●高市内閣総理大臣も力を入れると語った「陸上養殖」｜注目は異業種からの参入 </h3>
<p>高市早苗首相が所信表明演説で「世界トップレベルの植物工場、“陸上養殖”、衛星情報、AI解析、センサーなどの先端技術も活用し、輸出を促進し、稼げる農林水産業を創り出す」と言及した「陸上養殖」。これが今、水産業界で注目のワードになっています。日本の漁獲量は、現在ピーク時の3分の1にまで減少。温暖化による海洋環境の変化も相まって苦しい状況が続いています。こうした中、陸上養殖への関心が高まっているのです。この分野に詳しい東京海洋大学 海洋生物資源学部門 水族養殖学研究室の遠藤雅人准教授によると、エネルギーコストなどのデメリットはあるものの、それを上回る期待があるといいます。「（いろんな機械を入れて）安定した環境で生産性を上げていき、廃棄物もできて回収できて環境にも優しい。日本国内の生産をどうやって上げていくかという課題へのひとつのカギになる」 </p>
<p>そんな中、トレンドになっているのが「異業種からの参入」だそう。「漁業者が減っている中で自社の強みを活かす。陸上でやることによって活かせるところが結構出てきている」と遠藤准教授は語っています。 </p>
<h3>●本業を活かしてエネルギーコストを解決！サンエーがクルマエビとバナメイエビを陸上養殖 </h3>
<p>そういった異業種からの陸上養殖への参入で、本業の強みを最大限に活かしているのが、神奈川県横須賀市に本社を構える株式会社サンエーです。会社では太陽光発電装置などの電気設備工事を事業の柱としていますが、現在“エビ”の陸上養殖も行っています。全く縁がなさそうな陸上養殖をなぜ始めたのでしょうか。参入のきっかけは自社が持つ技術との「掛け算」でした。「当社の代表が陸上養殖をやれば、（太陽光発電で）つくった電気を有効活用できると閃いた」と同社の鈴木龍成専務取締役は振り返ります。そこで、地元・神奈川県と連携し、廃止された水道施設を活用してバナメイエビの陸上養殖を行うことに。また、本社の倉庫を養殖場に改装し、クルマエビの陸上養殖も始めました。鈴木専務取締役は「陸上養殖を始めるにあたって、絶対に避けて通れないのが“場所”と“エネルギー”。これだけの（小さな）施設なのにとんでもなく電気代がかかる。ただ、エネルギーに関しては、私たちはプロなのでどうにでも対処できる」と語ったように、電気設備会社という本業の力で、エネルギーコストという最も高いハードルを越えることができたのです。 </p>
<h3>●業界でも例を見ないという「クルマエビ陸上養殖の事業化」を目指して </h3>
<p>廃止された水道施設を活用しての陸上養殖では、神奈川県だけではなく、味などの品質の面で神奈川大学とも連携。約2,000匹のバナメイエビが順調に育っているとのことですが、鈴木専務取締役によると、夢はクルマエビ養殖の事業化です。「クルマエビを陸上養殖で事業化できたという例を聞いたことがないので、それを実現できたらワクワクする。少しでも日本の食料自給率を上げられればいいなと思う」 </p>
<p>異業種からの参入で活気づく陸上養殖業界。水産資源の未来を見据えた夢のある挑戦が今、広がっています。</p>
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<h3>●高市内閣総理大臣も力を入れると語った「陸上養殖」｜注目は異業種からの参入 </h3>
<p>高市早苗首相が所信表明演説で「世界トップレベルの植物工場、“陸上養殖”、衛星情報、AI解析、センサーなどの先端技術も活用し、輸出を促進し、稼げる農林水産業を創り出す」と言及した「陸上養殖」。これが今、水産業界で注目のワードになっています。日本の漁獲量は、現在ピーク時の3分の1にまで減少。温暖化による海洋環境の変化も相まって苦しい状況が続いています。こうした中、陸上養殖への関心が高まっているのです。この分野に詳しい東京海洋大学 海洋生物資源学部門 水族養殖学研究室の遠藤雅人准教授によると、エネルギーコストなどのデメリットはあるものの、それを上回る期待があるといいます。「（いろんな機械を入れて）安定した環境で生産性を上げていき、廃棄物もできて回収できて環境にも優しい。日本国内の生産をどうやって上げていくかという課題へのひとつのカギになる」 </p>
<p>そんな中、トレンドになっているのが「異業種からの参入」だそう。「漁業者が減っている中で自社の強みを活かす。陸上でやることによって活かせるところが結構出てきている」と遠藤准教授は語っています。 </p>
<h3>●本業を活かしてエネルギーコストを解決！サンエーがクルマエビとバナメイエビを陸上養殖 </h3>
<p>そういった異業種からの陸上養殖への参入で、本業の強みを最大限に活かしているのが、神奈川県横須賀市に本社を構える株式会社サンエーです。会社では太陽光発電装置などの電気設備工事を事業の柱としていますが、現在“エビ”の陸上養殖も行っています。全く縁がなさそうな陸上養殖をなぜ始めたのでしょうか。参入のきっかけは自社が持つ技術との「掛け算」でした。「当社の代表が陸上養殖をやれば、（太陽光発電で）つくった電気を有効活用できると閃いた」と同社の鈴木龍成専務取締役は振り返ります。そこで、地元・神奈川県と連携し、廃止された水道施設を活用してバナメイエビの陸上養殖を行うことに。また、本社の倉庫を養殖場に改装し、クルマエビの陸上養殖も始めました。鈴木専務取締役は「陸上養殖を始めるにあたって、絶対に避けて通れないのが“場所”と“エネルギー”。これだけの（小さな）施設なのにとんでもなく電気代がかかる。ただ、エネルギーに関しては、私たちはプロなのでどうにでも対処できる」と語ったように、電気設備会社という本業の力で、エネルギーコストという最も高いハードルを越えることができたのです。 </p>
<h3>●業界でも例を見ないという「クルマエビ陸上養殖の事業化」を目指して </h3>
<p>廃止された水道施設を活用しての陸上養殖では、神奈川県だけではなく、味などの品質の面で神奈川大学とも連携。約2,000匹のバナメイエビが順調に育っているとのことですが、鈴木専務取締役によると、夢はクルマエビ養殖の事業化です。「クルマエビを陸上養殖で事業化できたという例を聞いたことがないので、それを実現できたらワクワクする。少しでも日本の食料自給率を上げられればいいなと思う」 </p>
<p>異業種からの参入で活気づく陸上養殖業界。水産資源の未来を見据えた夢のある挑戦が今、広がっています。</p>
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