生態系

海の安全と大漁を願って炎の海に突入する北海道・積丹町の漁師たち

北海道積丹町で、2018年7月5日から6日にかけて行われたのが、美国神社例大祭。このお祭りは、漁の安全と大漁、五穀豊穣を祈願するもの。積丹町は、積丹ブルーと呼ばれる海にウニといった海の幸など、昔から海は自慢で身近にあるもの。そのため、美国神社例大祭は、町の伝統ある一大イベントのひとつとなっている。

お祭りではまず、猿田彦と呼ばれる天狗、そして、神輿が町内を練り歩く。これは町内をお浄めするためのもの。

そして、その後に行われるのが、祭りのメインイベントである火渡り。猿田彦、漁協青年部が中心となって担ぐ神社神輿、地元に縁のある女性のみの神輿らが、勇猛果敢に火渡りに挑む。これは、100年以上前から続いているとの言い伝えがある伝統の神事となっている。なぜ火渡りをするのかというと、「神輿を担いで1日町を歩くと、色々な罪・穢れがつくので、それを炎で祓うのです」と、美国神社の宮司・山口幸彦さんは語る。

また、大漁旗を掲げた漁船に分乗し、美国漁港の近海をひと回りする海上渡御、そして、一般の人たちによるお供の神輿が海に入る海中神輿も行われる。これらは、漁の安全と大漁を祈願するため。このお祭りは街の人達がひとつになって盛り上がるのだ。神社神輿の仕切り役である菊地さんは、「このお祭りをなくさないように、代々つなげていければいいなと思っています」と、祭りへの想いを語る。

積丹町の伝統あるお祭りには、海と共に生きる街の人達の想いが込められていたのだった。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトinガッチャンコ北海道」
協力:北海道放送株式会社

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